副作用への挑戦2日目
昨日に引き続き、薬を飲んだ直後に治療することで、副作用がかなり抑えられているようです。
今日の自己治療は、昨日と同様の脈診と、舌の状態も見ました。
昨日の夜から口の中が渋いというか、苦いというかで、食事もあまり味を感じないような状態でしたので、舌もみたところ、やや黄色く、厚めのこけが全体を覆っていました。
脈診の結果も、やはり上焦と中焦の変動があり、特に脾と肺の虚、大腸と胃、三焦に熱がありました。
脈状的にも、虚や痰湿だろうなという感じでした。
東洋医学では、口の中が苦く感じるのは、肝胆の実熱や、脾胃の湿熱の場合によくあるという話です。
一般的に言われるのは、胆汁や胃酸の逆流や、薬の副作用、舌苔の影響などが苦みの原因となるようです。
自分は逆流しているような自覚はないのですが、どうなんでしょう。。?
副作用?咽頭や扁桃で細菌等と闘った影響で舌苔によるもの?しらずしらずのうちに逆流している?
といった感じで、西洋的な目線だと特定が難しいので、今回の場合は、脈診や舌の状態から、脾胃の湿熱が口の中に現れているような状態と仮定しました。
治療的には、昨日と同様に、任脈と督脈を先に調整してから、脾胃と大腸、三焦の気の流れを調整しました。
余分なところは抜いて、足りないところは補うといった感じです。
それと、今日は昨日と違った症状が出たので、試しに列欠と公孫にお灸も加えました。
結核の時には列欠と外関にお灸するのが良いというのが、業界のあるあるネタの一つらしいのですが、不思議なことに、自分の場合でも本当に両方の経穴に圧痛があり、異常な反応がでるんですよね。
今日も肺と脾の変動から、お灸も加えてみましたが、かなり時間が経った後も、調子は安定しております。
苦味もちょっと感じますが、大分抑えられてます。
ぐったりしてた今までと比べると、驚くほどの差です。
まだ自己治療は2日目で、他の患者さんの症例はありませんが、どうやら結核の薬の副作用にも、鍼灸は有効である可能性が高くなってきました。
結核の症状に鍼灸は効果的というのはよく聞きますが、結核の薬の副作用にも効果があるというのは全然聞いたことありませんし、身を持って体感しています。
日本でも年間約2万人が結核にかかるらしいですからね、この苦しみを感じている人が少しでも減る可能性があるというのは、声を大にして言いたいですね。
また明日も、自分の経過に合わせて色々と試してみたいと思います。
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