もっと身近にするには
先日、初めてお会いした方との会話の中で、こんなお話がありました。
「はりやお灸はよっぽど具合が悪い時、どうしようもなくなった時にやるイメージで、普段なんともない時にハリどう?って言われても、いきなりやる気にはならないね。」
たしかに!そういうイメージありますよね。
はりと灸を扱う自分でも納得するんですもの、何も知らない方からするとそうですよね。
実際はりと灸って、馴染みがないような方の場合、病院でどうしようもなくなった時とか、病院には行きたくないけど他に手段がなくなったような方々が受けに来る事が多いかもです。
そうですよね、少なくともそういう一面にフォーカスしてみると、そこからは予防とか、疲労回復、美容、自分へのご褒美などといった声は聞かないです。
特に当院に来られる方は、どうしようもなくなった、急に痛くなったなどといったケースが8割くらいかも。
店舗を構えるとそのあたりの事を忘れてしまって、もっと気楽に、身近に感じてもらうことを考えなくなってしまってました。
多分、忙しいと考えてる余裕がないということがあり、暇なときは営業や生活費の心配をしてしまうので、店舗を構える前に考えていたことまで気が回らなくなったのだと思います。
この考えなくなった部分を、やはり大事だよなぁって改めて気づかせて頂いた出会いでした。
手を抜いているつもりもないのですが、8月頃から暇な時間が増え、今月はいよいよ危機感が出てくるくらいの暇な時間が増えました。
Web上での広告はページの作成素材が集められなかったり、つくるのが下手くそすぎたり、周りがうますぎるので力を入れることをやめました。
同じ土俵では勝てないと思いましたし、自分の為に弱っている人を捕まえにいくようなことをしているんじゃないかとも思うようになりましたので。
自分がつぶれてしまっては元も子もないのかもしれませんが、自分が目指す、まちの鍼灸マッサージ師ではないなと思うようになってきたので、広告も今出ているものをほったらかしにしている状態です。(そのせいでアクセスはなくなりました)
最低限、不定期でも発信を続けているのはこのブログくらいになりました。
そんな今日この頃、不安が出てきたタイミング、
発信しなくなってきたこのタイミングでそういったご意見が入ってきたことや、
以前少し考えていた事を思い出せたのが重なるということは、
きっと今、改めて考え直さないといけない、ということなのかなと。。
もっと鍼灸を身近に感じてもらえるようになれば、それこそ過剰な広告をしなくたって、業界自体がもう少し楽になるのではとも思いますし、ドクターショッピングする方も少しは減るかもしれない。
病をこじらせる方も減るかもしれないし、ADL、QOLの向上にもつながるかもしれない。
そんなスタンダードなイメージのほかに、
不調や病気、怪我があっての鍼灸という選択だけじゃなくて、
本当は疲労回復、月一の自分へのご褒美、リラックスタイム、美容、予防の一環など、もっと鍼灸を気楽に受けてもいいんです。
刺さっても注射器より痛くないところがほとんどだし、嫌なら「刺さらないはり」を使ってもらえばいいんです。
そんなイメージだって、してもらえるようになったらいいかなぁと。
敷居を下げることは、業界内でも皆様が苦労しているところですので、簡単にはいきません。
はり、灸っていいんだよって、同業者が何度も言っているのを知っています。それでも変わらない結果も知っています。
インフルエンザの予防接種の議論で言い争ってお互いストレスたまるくらいなら、鍼灸受けたほうがよっぽど平和だし予防できるよって、言ったら炎上するかもしれないということも知っています。笑
でも、マイペース代表のB型目線で(笑)、もっと鍼灸が身近になること、考えて、実践していけたらと思います。
ただ、自分ひとりではあまり考えも浮かばないので、もし可能でしたら、一緒にアイディアを考えて頂けるととてもうれしいです。
それがきっと、身近な人々の為にもなるでしょうし。
それでは今回はこのへんで。
皆様、いつもありがとうございます。
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