保険効かないの?と聞かれます。
こんにちは。
久しぶりのブログ更新です。
今日は少し施術での保険適用について書きます。
というのは、よく「保険効かないの?」
と、聞かれまして、うちは自費ですと答えるとガックリされるからです。
整骨院と同じように思われているんですよね。
確かに鍼灸整骨院では、本来保険使えない範囲でも医療保険効かせてマッサージや鍼をしてくれたりします。
でも、保険診療では時間が限られていますので、長くて30分です。
しかも、ちゃんと状態を確認しないところも多く、痛いところをゴリゴリ押したり揉んだり、バキッとされたり、鍼を刺したりというところが多いです。
保険を使って少し施術して、稼ぎたいので続きは自費になりますと、結局は自費の分が上乗せされるところもあります。
この業界に入る前、背中が痛くなって整骨院に行ってみたのですが、背骨が歪んでいますと言われて、力任せに矯正されました。
保険分と、いつのまにか自費も含められていて、30分もみてもらってないのに2000円以上かかりました。
通ってくださいと言われ、そうするものだと思ったのですが、次の日、めちゃくちゃ背中が痛くなり、首まで痛くなりました。
言われた通りにまた行くと、今度は超音波?による機械で痛いところにあててくれたのですが、全然効きませんでした。
そしてまた2000円程。
で、その後も何度か通うも、行く意味があるのかどうかわからない変化しかなく、ついには行かなくなりました。
そして試しに、自費の鍼灸の理論をもちいた整体をするというところに行ってみました。
(施術者は鍼灸の免許もってます)
45分程で4200円でしたが、痛みが大きく緩和し、からだ全体も軽くなりました。
もちろん、整骨院も良心的なところもあるでしょうし、効果を感じられるところもあるでしょう。
自費での施術も、効果を感じられない下手くそなところもあると思います。
ただ、自分の整骨院へのイメージは悪くなりました。
そして更にそのイメージが最悪になったのはこの後の体験です。
鍼灸マッサージ師の資格を取るために学校を受験し、転職もして、整骨院に事務として勤めることになりました。
すると、2日目からいきなりマッサージしろと言われ、資格持ってるか聞かれても柔道整復師の資格持ってますと答えろといわれました。。
色々と内情を知ると、資格を持っているのは院長のみで、他はチンピラ上がりのチャラい人や、私のように騙された人、無知な人などでした。
いわゆるレセプトの請求も、白紙のレセプトにサインをさせて、怪我をしていないのに怪我をしたことにして保険請求していました。
自己負担が数百円でマッサージ受けられますと客をひき、ベルトコンベアー式に揉んで帰す。
他にもブラックなあれこれがたくさん、そんな会社でした。
(5、6年前なので今でもやっているかどうかわかりませんが)
学校に入って周りの人に話を聞くと、そんなところばかりではないそうですが、そういうところも多い業界との事。
整骨院(接骨院)、柔道整復師へのイメージが本当に最低になりました。
もちろん、真面目にやっているところもあるのは知っていますが、、
こんな現状を知る私としては、
「それでも保険使って整骨院(接骨院)行きたいですか?」
時間も短く、たいしたカウンセリングや確認もしないで、ただ痛いところだけしか見られない。
そして通えと言われ、一回数百円をほぼ毎日払って通ったとして、苦しむ期間が長引き続ける。
「それでも保険使って通いたいですか?」
うちなら1回で楽にできますので、費用的には結果的に変わりませんが、苦しむ期間は短いです。
と、いつも保険ききますかと聞かれると、この話をしたくなります。
鍼灸は保険適用の疾患もありますので、効かないことはないですが、対象となる疾患は少ないですし、その疾患や症状に関する薬が処方されていると鍼灸での保険が適用されなくなります。
それに、保険適用に必要な同意書を書いてくれるドクターも、全員が書いてくれるわけではありません。
そしてレアケースですが、自治体や保険組合などによっては、法的、手続き的にも問題はなくても、裁量権という意味がわからない理由でレセプトを戻される事もありました。
レセプトを修正して出し直すこともできますが、元々正しいものを修正しようがなく、裁量権などと言われては、裁判を起こして訴えるか、泣き寝入りしかありません。
もちろん、個人経営では訴える体力もなく、泣き寝入りもあるかと思います。
こういった理由も含めて色々あり、鍼灸院では自費のところがほとんどです。
たしかに保険適用があると、試しに行ってみるというハードルも下がりやすい、高齢者にとっては費用負担が少なくて済むなど、メリットも多いと思います。
でも、日本の医療費の関係や、一部の柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師などが不正に保険請求をしていたこともあり、保険を適用させる事もだいぶ厳しくなってきました。
制度的にも色々と問題があるので、その辺のお話は他に譲りますが、、、
そういった事もあり、整骨院(接骨院)も自費に切り替えているところが増えてきています。
業界的にも、整骨院(接骨院)、鍼灸院、整体院などが増えてきていますので、弱肉強食、淘汰の世界となってきています。
本当に腕と資金力で勝負しなければいけませんので、生存競争は熾烈です。
そんななかで、自費では保険よりも時間を長くできる為、カウンセリングや施術自体もじっくりする事で、良い結果に繋げているところも増えてきています。
それが自費の強みでもあります。
私のところでも、ここだというところをチェックして施術しますので、当然結果にも繋がりやすく、早く症状を改善させる事ができます。
医療保険を使う、使わないという選択は、お店を選ぶ側の判断に委ねられますが、こういったところも参考にして頂いて、通うところを選んで頂きたいものです。
長くなりましたが、本日はここまでで。
皆様、いつもありがとうございます。
※写真は今回と関係ないですが、今戸神社の招き猫と本物の猫。可愛いですよね?(*^^*)
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