反省
こんにちは。
難病の方ばかり相手にしていると、
治らないんだよなぁ。。
と、正直言って、諦めの様な感覚になる事があります。
その期間が続くほど、だんだんマヒしてしまいます。
でも、つい先ほど、進行性の肺疾患の方を診てきましたが、今日はspo2が85%になった時もあったとの事で、かなり苦しそうにしておられました。
その数字は呼吸不全のレベルなので、かなり苦しかったはずです。
自分の訪問時ではまだ80台に下がっていませんでしたが、なりふり構ってられないと思い、マッサージで骨格筋にアプローチした後、堂々と東洋医学的な脈診をして、経絡経穴へのアプローチを使わせてもらいました。
(鍼は刺してません)
治らない疾患と分かっていても、治れ!!
と、久しぶりに超がつくほどの本気になりました。
どんなに本気を出しても治らないんですが、施術中からspo2は上がり始め、終了時には98%まで戻りましたので、苦痛の緩和まで行けました。
心のどこかで、自分達がマッサージしにいく患者さんのレベルでは、すぐに命に関わる事はないと思っていたのでしょうけど、ヤバイ状態の一歩手前を感じて、本当に命がかかっている事もあるんだと、恥ずかしながら反省しました。
治療をしくじったら悪化して、救急搬送もありえるし、最悪の事態だってあり得るのかと感じると、汗が大量に出てきましたが、、
ドクターがメスを持った時の気持ちが、少し理解できました。
その患者さんは、事故にあった先輩が担当している方なので、私は復帰までの代行なんですが、きっとこの出会いは私にとっても必然だったのだと、不思議なご縁を感じました。
治らない疾患でも、可能な限り楽な状態で、残りの人生を過ごしてほしい。
難病の方ばかりだとマヒする事もありますが、そういう理念的な所を久しぶりに考え直し、反省しました。
この次はリスク度が少ない患者さんで落差が激しいけど、頑張ってお役に立ってきたいと思います。
ではでは、今日はこれにて失礼致します。
皆様、いつもありがとうございます。
0コメント