嬉しい出来事
こんにちは。
昨日の訪問でのお話ですが、とても嬉しい出来事がありました。
3月から週2回、レビー小体型認知症で、パーキンソン症状が結構出ている男性のところにマッサージとリハビリで行っています。
進行性のものなので、今の状態をなるべく維持、あわよくば少しでも良くしたいというのが、ご家族の希望です。
パーキンソン症状が強いので、動作緩慢、姿勢障害、すくみ足などの、幻視以外の典型的な症状が見られます。
リハビリの一環で、立位でバンザイをしたまま顔を左右に向いてもらう等といった、複合的な運動を取り入れてみましたが、やっぱり中枢神経系がやられていると、こういった複合的な動きができません。
しかし、2日前の訪問で、左に顔を向けることが出来たけど、右に行かないという時に、頭部の右で、陽維脈の流れが異常だと気が付きました。
陽維脈というのは、奇経八脈といわれる経絡の一つで、主に横に連絡する役割があり、陽の経絡とつながっています。
たまたまその次の日に振替訪問日があった為、試しに上肢と下肢、頭部の陽維脈に関する経穴を触り、もう一度複合的な動きをしてもらいました。
すると、前日出来なかったのに、その日はスッと右に向けました。。。
よく、首が痛くて回らない状態なら、痛みを取ることや、関節可動域の改善を図ることが一般的ですが、今回は脳内や、脳から身体への信号が伝達しにくいという状態なので、驚きました。
さらに、呼吸が浅くてしにくいという要望もあった為、呼吸筋のリハビリもしていたのですが、なかなか動きは良くなりませんでした。
しかし、この日、帯脈という経絡の流れも改善させると、腹式呼吸が出来るようになり、胸郭もしっかり動いて深く呼吸が出来るようになりました。
驚きました。。
患者さん本人も自覚できて、喜んでおりました。
そして、その患者さんやご家族の喜ぶ姿を見て、私も嬉しくなりました。
この事例により、いつも、痛みや可動域の改善、根本を治すために最初に枝葉から綺麗にしていく、複数の経絡をまとめて綺麗にしていく、
といった程度の意識でしか奇経八脈を使っていませんでしたが、中枢神経系にも作用している可能性があると分かりました。
偶然かもしれませんし、進行性の病気や、薬を飲んでいたりすると、すぐにまた流れも悪くなると思われますが、訪問日に少しでも整えてあげれば、ADLレベルの維持も期待できます。
鍼がなくても、ある程度は闘えると手応えも感じましたし、これから自分が訪問の仕事でやるべき事の一つが、明確になった気がしました。
今回の話は、経絡とかよくわらかない話が出て難しいかもしれませんが、簡単にまとめると、
みんなwinwinになった!!
ということです。
はい、端折り過ぎですね!笑
では、これからちょっと出かけてきますので、すみませんがペタのお返しは後ほどさせていただきます。
それでは皆様、いつもありがとうございます。
失礼いたします。
(^ ^)
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