副作用の傾向性
こんにちは。
今日は天気も悪く、身体の奥まで寒い感じがしますね。
こんな日は風邪やインフル、ノロさんをもらわないよう、しっかり免疫力を落とさないように気をつけないとですね。
さて、その後の副作用に関するお話です。
結核の薬の副作用に対して自己治療を始めてから、1週間が経ちました。
そして8日目となった昨日は、あえて治療せずに様子を見てみました。
薬を飲んで1時間後くらいまでは落ち着いていましたので、最初は大丈夫かと思っていましたが、だんだん気持ち悪さがこみ上げてきて、次第に口の中も苦くなり始めました。
脈診で調べていたところ、気持ち悪くなってからは中焦レベル、特に脾胃の変動が顕著に出始めました。
口の中の苦さが出て来た時は、肝胆の変動が加わってきたような感じでした。
この辺りの身体の異常を感じたのは、服用からちょうど2時間後くらいでした。
昨日は午後から通院だったので、外出出来るように急いで自己治療を始め、中焦の異常を解消させる事で、現れた症状が改善されました。
そして今日は別の試みをしようと、フィンガーテストというOリングテストの一種の方法を用いて、薬を飲んでからすぐに、自分の1、2時間後の異常が出る箇所を調べ、あらかじめ治療をしてみようと考えました。
未来をみるという、非科学的な根拠のない方法ですが、やってみると案外効果があるんです。笑
で、試した結果、今日は胃の方に異常が現れるだけのようだったので、刺さない鍼で、右の足三里から気を送り、腹部の中脘という経穴から余分な気を抜く作業をしておきました。
その後、約3時間経過しましたが、副作用は現れず、体調は良好です。
自分の体調は副作用以外は問題ない状態なので、一概には言えませんが、この一週間で試した結果から、結核の薬は、中焦(特に脾胃)を傷める。
薬を飲んだ後に、左右どちらか、筋肉や皮膚感が軟弱な脚の胃経と脾経に鍼やお灸をする事で、かなり副作用を軽減できる。
目眩感や口の苦さも加われば、同じ様に肝経や胆経へも治療を施す事で、軽減できる。
といった傾向性が掴めました。
結核の症状自体が続いている場合は、肺や身体の巡りを強化するために、肺経や大腸経、腎経、三焦経、心包経への治療も加えると良いかと思われます。
というか、ほぼ全てですね。笑
自分は症状がある時には、その辺りの臓腑や経絡が主に変動していましたし、圧痛部位や虚弱な皮膚感の経穴に鍼、またはお灸をする事で、かなり楽になっていました。
特に先日書きましたが、列欠、外関に圧痛があれば、ほぼ間違いなく使ってよいと思われます。
胸が苦しくなったら、膻中や鳩尾という胸の経穴や、後渓という小指側の経穴も良く使いました。
結核の治療は、薬を飲むことは必須ですが、受け入れる身体が回復しないと苦しいままですし、副作用もきつくなる一方の様です。
今回は東洋医学的な視点が中心になっていますし、私の体験をもとにしていますので、個人差などももちろんあると思いますが、治療するのとしないのとでは、かなり体調が違いますので、私以外の結核患者でも鍼灸治療はかなり役に立つと思います。
(念の為書きますが、結核で処方された薬を飲まなくていいというわけではありません。飲んだ上で、薬の効果を高め、自分の体調を整える為のお話です。)
世間の治療院ではどれくらい対応しているかわかりませんが、ある程度傾向性がつかめれば、台座灸を患者さんに渡し、症状や薬の副作用軽減のアドバイスも出来ると思いますので、私の様な結核罹患中の方は、どんどん鍼灸院に相談してみてほしいと思います。
むしろ、私に相談してくださってもOKです。笑
そんなところで、結核の症状も落ち着き、副作用もそんなに怖くなくなった為、この治療体験はひと段落かもしれませんね。
個人的には明日以降も色々試す予定ですので、新たに世の結核患者さんの情報になりそうな事が分かれば、また書きたいと思います。
それでは、皆さんもお身体には気をつけてください。
さようならー。
(^ω^)
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