仕事上の驚き
普段は高齢者を対象に、訪問マッサージ、リハビリの仕事をしております。
長く訪問していても、状態がほとんど変わらずに、現状維持がやっとという方がほとんどですが、たまに、手から持ったグラスを落としてパリンと割ってしまうくらいの、驚きの出来事に遭遇する事があります。
例えば、アルツハイマー型認知症で、正常な発語が全くできずに叫んだりしている様な方が、突然「せ ん せ い か み き っ た」と発言したり(実際に数日前に散髪してました)、慢性骨髄性白血病で意識も殆どなくて寝たきりの方が、突然覚醒して会話も可能になったり、自分の手で物を食べたりという出来事が起きた事があります。
回復してそうなっているのかもわかりませんし、死ぬ前の最後の元気というわけでもない、そんな事が起きたと思ったら次に会う時にはいつも通り。
本当によくわからない現象です。
人間というのは、時として信じられない事を起こす事もあると、色々な話を聞きますが、難病の方でも奇跡が起きて、回復する事があれば良いなと思ったりします。
患者の気持ちもあるのでしょうけど、奇跡を起こせるかどうかも、我々の努力によるところもあったりするのかなと、日々手を抜かない様に頑張っております。
こんな驚きがいつも重なって、どんどん回復していく。というのが本当は理想なのですが。(´ω`)
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