理解してほしいと望むなら、曝け出した方が良い。
ご縁があってこの記事を読まれた方、こんばんは。
昨日の記事は、東洋医学を学んだことのない方にとっては、ちょっと異次元な話だったかもしれませんね。
もし少しでも東洋医学について興味がありましたら、インターネット上や本などでたくさん紹介されていますので、自分がわかりやすいところを読んで頂ければと思います。
一例として、「東洋医学 解説」というワードでグーグル先生に聞いて見ると、それなりに分かりやすい記事が出るかもしれません。
(好き嫌いや、分かりやすいなどの感覚的なところが結構如実に出るかと思いますので、自分に合う文献が一番良いかと思います。丸投げしてしまいすみません。)
さて、私のような鍼灸学校を通過している方は、東洋医学は全員が学ぶ内容ではありますが、もちろん全員が好きになったり、理解できる内容ではありません。
というのも、今の日本は西洋医学が中心であり、様々な学問や考え方が溢れているため、東洋医学の考え方や理論へ自分の思考をスイッチ出来なかったり、科学的な根拠もない、エビデンスがないなどの理由で根底から拒否してしまう方も多いのです。
そういう方でも国家試験通過のためにある程度は勉強するようですが、臨床ではその知識を使うことはないようです。
私はというと、患者にとって最善になるように尽くしたいのと、自分の背負うリスクを減らしたいので、西洋医学と東洋医学の両方から見て考えるようにしています。
が、
どちらかというと東洋医学が大好きです。w
なので、治療方法は、東洋医学寄りになる事も自然と多くなります。
しかし、これがまた効くんです。
私が普段関わる患者さんの状態も、西洋医学でこれ以上対処出来ないという場合が多いから、というのもあるのですが、緊急な重大疾患以外では、効果を発揮してくれる事が多いのです。
しかも、やりようによっては、その人の状態がかなり細かくわかります。
例えば、昨日ちょっと書いた脈診ですが、手首の脈を触知する事で、呼吸器に異常があるとか、排便の異常があるとか、色んな情報が得られます。
舌やお腹、背中、顔色、全身の皮膚の状態などから、身体の中に熱がたまっている、食べ過ぎているなどもわかります。
そして、怪しい系の人は、Oリングテストの応用で、気や水などの流れ、臓腑の異常、寒熱などのほか、邪気と呼ばれるものや目に見えない生き物のようなヤツ、他人の念、神や悪魔と呼ばれるようなモノなど、多岐に渡るものまで感知できたりします。
見える人には、身体の外のオーラというものや、身体を走る経絡と呼ばれるものなども見えたりするようです。
(あまりぶっ飛び過ぎた人は、怪しい力や、思想を利用して教祖になる事もあるみたいです。能力の力量を把握できず、知らずに悪に染まっている人や、騙そうとしている人もいますので気をつけましょう。)
昨日書いた自分の状態も、それらの方法で簡潔的にみた情報だったりしますが、これらから情報を得る事で、自然と、西洋医学では出来ない治療が可能になりますね。
それに、情報が多ければ多いほど、治療箇所を探しやすくなりますし、悪影響などのリスクも下がります。
そりゃあ薬以外の効果も期待できるわけです。w
しかし、当然術者のレベルというのもありますし、いくらレベルが高くても、絶対に西洋医学の力が必要な場合もあります。
例えば緊急な外傷や疾患は対処出来ませんし、癌や遺伝的疾患、投薬のコントロールが必要な疾患などもそうですね。
どちらの医術にも長所、短所があるので、うまく付き合わなければならないと思っています。
特に、我々のような鍼灸師は、様々な思想があり、一癖も二癖もある方が多いです。
頑なに東洋医学でしか診ないという方も多いですし、その逆もしかりです。
現代は医療従事者の一方的な思想だけでは受け入れられないので、柔軟に構えて、患者さんに最善の方法を提案していくのが良いのではないかと、自分はそう思っています。
もちろん他人を否定しているわけではないですし、みんな人の役に立ちたい、治してあげたいと思い、善意が根底にあってこの職を選んでいますので、みんながうまく共存出来たら良いなと願っています。
またしても長くなってしまいましたが、こういった鍼灸師や世界があるという事を、少しでも知って頂ければ幸いと思い、書いてみた次第です。
ちょっとうまくまとめられませんでしたが、今日はこの辺で失礼します。
それではまたー。
(^ω^)
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